かぐや姫の物語

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 見てきました。

 大学の先輩同輩、まぁつまりは友人達と多摩川上流散策〜かぐや姫の物語鑑賞という、他の人から見ればよく分からないコースながら、非常に我々らしい遊びをしてきましたよ。
 まぁ多摩川上流の散策ははっきり言って、半分は山歩きなので現時点で反動が凄い。
 普段、夏に行ってる所を秋にも行ってみようぜ、泳いでる所を歩きで散策しようぜ、という趣旨なのでまぁ当然。序でに言えば、夏の川遊びよりも反動は少ないんですけどね。
 映画の方は、まぁ割と最近組み合わせやすいので。因に前回はパシフィック・リムでした。

 という訳で、以下話題箇条書き。

 ・姫の犯した罪と罰
 絵、動画、音楽。全てが極まっていました。
 恐らくアナログの手法で作られたアニメーションで、これ以上の物はそう出てこないだろう。という位の画面の迫力。それだけでも正直見た価値はあったなぁ。
 話の方は日本人には馴染み深い竹取物語な訳ですが……まぁ若干脚本、というか流れがなぁ……。色々飲み下せない部分は有った物の、パンフレットを読むと若干その飲み下せなかった物は緩和されますね。飲み下せない違和感というのは、俺が竹取物語を「半端に知っているから」ってのも大きいです。半端な知識は、本来ならば知るはずの無かった「姫の内面」、あるいは心の機微を上手く飲み込めない。いやはや、こればっかりはちょっとな。
 あと、話を聞くと本来の脚本からかなり端折ってるらしいので、その割を食ってる面も有りますね。八時間くらいの脚本とか、そりゃな。全部は出来ねえわな。
 ちょこちょこ細かい違和感と言うか突っ込みどころがあるものの、それは大体パンフレットの高畑監督の企画「かぐや姫の物語」という記事で概ねカウンター出来て、まぁ納得はできる。
 あと見てる最中も画面の迫力で小さな違和感は結構押し切られちゃう所もありますね。いや、本当に。よくあのアナログ特有の美しさをそのまま動かしたもんですよ。素晴らしい。
 鉛筆の美しい描線がそのまま動いてるという感じなので、気になる方は劇場へどうぞ。
 ただ、今全盛のアニメのような絢爛さを求めるならやめた方が良いですね。
 そっちを求めるならまどマギ総集編見てから、今劇場でやってる「叛逆の物語」を見た方がとても満足度は高いと思いますよ。向こうは向こうで凄まじい名作になってると聞きますし。俺もまどマギをちゃんと見てたなら、何が何でも見に行ってたでしょうし。
 かぐや姫の物語は、端的に言えば「まんが日本昔ばなし」という昔やっていたアニメを究極まで高めた結果、と言って良いものなので。生の筆致を愛でるというか、それだけで興奮するような人なら恐らく何度も見たくなるに違いないとは思います。
 が……そうでないのなら、ちょっと厳しいかもしれませんね。

 ・何の因果か
 帰宅途中に見上げた夜空には、妖しくも蠱惑的な月がありました。
 満月とはいかないものの、濃厚な黄色をした季節外れの朧月。
 いやぁ、良いものを見た。夜空を見上げるなんて久しぶりですが、良いもんですね。

 ・カメラ談義
 ハイエンドコンデジ持ってても、使い手がこれじゃなぁ。
 という事でカメラに詳しい先輩に色々教わりましたよ。
 今後少しずつマニュアルで撮ってみるのも良いかもしれないなぁ。

 ・多摩川散策
 そのカメラを教わりつつも写真撮ってきました。
 今回も資料およびマテリアル用。つーかカメラ買った動機の大半はそれなんで。

 記念写真? 何ですかそれ? 美味しいんですか?
 まぁ記念写真もその内撮るよ……多分。恐らく。きっと。
 写真は全部で53枚。前回の含めて、そろそろFlickrに上げても良いかも知れないなぁ。
 ……いやでも、イベントレポートでも何でもないしな。まぁ使い方を変えたら、で良いかな。

>>今日のラクガキメモ
 取り敢えず月絡めたいよね。的な。
 つーかほぼ一日中外に居たので、ラクガキの絶対数が少ない少ない。
 こればっかりはどうにもならんな。
 いや、持ち運び用クロッキー帳持ってってるんだから言訳にはならないか。
 精進有るのみでござる。
 ※今日のカメラフィルタ:青写真+セピア。

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