Big mode Transform

 沢木郁也氏の声で「ヘッドオン!」という掛け声が聞こえた人は、間違いなくTFファン。

 トランスフォーマー史上、玩具的に最も(物理的に)インパクトの大きかった、フォートレスマキシマス。記憶が曖昧ながらもリアルタイムでアニメを見ていたし、玩具をねだりにねだって買ってもらい、ボロボロになるまで遊び倒した記憶があるので、とても心に残ってる。

 アニメで言えばより具体的に覚えてるのはジンライだったりスターセイバーだったりするのだが、最初に名前を覚えたトランスフォーマーといえば、やはりフォートレスマキシマス。
 同作の主役クロームドームが涙目もいい所だが、しょうがない。
 マスターソードとビッグモードトランスフォームのインパクトに加えて、総司令官という地位のお陰でどう足掻いてもフォートレスが主役に見えてしまう。

 何故に三十年近く前のアニメの話をしているかというと、Twitterではちょこちょこ呟いていたが、そのフォートレスマキシマスが現代の技術で蘇り、発売されるからだ。

 とても欲しい。
 が、目に入るのは「全高約60センチ」という、とんでもない数字。
 嘘みたいだろ。これ、大人の上半身くらいあるんだぜ。
 つまり、置 く 場 所 が 無 い ! ということだ。
 約15cmのスペリオルカイザーだって置く場所がなーとか言ってたのだから、その約4倍の大きさとかさぁ……工夫してどうにか出来るような大きさじゃないんだよなぁ。
 発売に至る逸話なんかも読むと、是非とも買って貢献したくなる所なんだがなぁ。

 ぐぎぎ……棚の板一枚ぶち抜いて、スペースを確保するか……?
 んで、足元にジャックとかガンバスター置けば何とか……なる、かなぁ?

■メンテナンスに伴う停止

 サーバーのOSアップデートに伴うサービス一時停止で、2016年7月21日 01時00分〜2016年7月21日 02時30分の間、このサイトには見れなくなりますので、ご注意ください。

 ついでに言いますと、その後このサイトが見れるようになっても不具合が出る可能性もあるので悪しからず。可能な限り、速やかに確認しますが……どうなるかは未知数。
 最高なのは何も起こらず、不具合など出ない事。
 最悪なのは不具合が出て、それが直せない事。
 まぁ21日をお楽しみに! って事で。

■創作する人工知能とプロフェッショナル

 クロ現+の「進化する人工知能」とプロフェッショナルの「猪子寿之」を見た。

 チームラボの方はスペシャリストのチームで天才一人では出来ない事を実現する。攻殻機動隊S.A.C.で課長が言っていた、「チームワーク」を実践しているように見えて感心する。
 一方で、進化する人工知能の方では天才と発達した人工知能が組んだ時、「みんなで個人制作」という現代に生まれたクリエイションの戦術を覆す可能性があると感じた。

 俺はもうチームには属せない(必要とされるものを持っていない)し、天才でもない。
 だが、進化する人工知能と組んで創作を行う未来は、とてもわくわくする。映画版アイアンマンでトニーとJ.A.R.V.I.S.が組んでいたように、A.I.を相棒にして創作してみたい。

 人工知能と人間は、大体喧嘩させられたり戦わせられたり加虐と被虐の関係にされやすい。人工知能の書いた小説が一次選考を通ったというニュースを見て、過去に電脳マヴォで読んだ「EP(てらおか現象・著)」という漫画を思い出したのも、俺の中にそう言う先入観のようなものがあったからだろう。人工知能は人間を超えるべきでは無いという、囚われだ。

 恐らく、今後高度に発達した人工知能は創造性をも獲得するだろう。
 クロ現+で川上氏が言っていたようにマスに受ける作品を続々と生み出すようになるはず。
 だが、その結果として「人間が創造性を失う」という事は無いと思う。
 伊藤計劃氏は「人間は現実を物語として処理する機能を脳に与えられた」とエッセイに書いたが、俺は同様に「人間は創造する事を欲している」と思っている。それは他にどれだけ優れたものが存在していようと、消えるものでは無い。故に、人工知能が創造性を獲得した場合、「共に作業する相手が人工知能になっている」可能性が高いというだけだ。
 果たして、それは悲観する事だろうか?
 発達した人工知能は、発達したインターネットが個人制作とチームワークを両立させたように、人間とA.I.だけでチームのような出力を可能とするはずだ。
 俺には、それはとても喜ばしい事のように思える。
 現在のチームで出す力を個人が人工知能との共同作業によって出せるようになった時代で、それをチームとして束ねられたなら……どれだけ凄まじいものが作れるだろう?
 想像するだけでわくわくする。

 惜しむべきは、俺が生きている間にその段階まで進むかわからないという事だなぁ。

■悲観するなら徹底的に悲観できる

 前項で、人工知能が発達して創造性持つなら超いいじゃんと書いた。
 が、悲観しようと思えば、いくらでも悲観できるのが悲しいところだ。
 まず、創造性を獲得するほど発達した人工知能なら、個人との組み合わせで犯罪や軍事に極めて有用だろう。それこそディストピアになりかねないくらいに。

 人間からは創造性は絶対に失われない。それと同じように、凶暴性もまた人間から消えはしない。インターネットがそうであるように、技術は人間の美徳も悪徳も区別などしない。
 インターネットを巧妙に使うテロリストが現代に既に存在しているのに、未来に人工知能と組んで暗躍するテロリストが出現しないと言い切る事は出来ないだろう。
 MSが作った人工知能「Tay」がユーザーの言動を学習して、不適切な発言を繰り返して緊急停止されたのは記憶に新しい。同じような事が未来でより巧妙に扱われるかもしれない。
 人間の創造性に果てが無いように、人間の悪意には底が無いのだから。

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