伊藤カイジ

　正直言って、カイジは好きではない。
　面白いとは思う。思うが、それと好き嫌いはまた別の話。
　なので発表された当初はネタ枠かよwwwwという反応しかしなかった。
　けど、まぁネタ枠は居た方が良いな（例：ドアラ）と思い始めたのが運の尽き。
　なんか知らん間に予約して買ってしまった。
　と言う訳で、俺の中でネタ枠の域を出ない伊藤カイジの感想文サクッと書くよ。

　お馴染み箱表。まさかカイジがfigmaになるとはなぁ……。

　箱裏。パッケージからして既にカイジがカイジたる由縁が滲み出る。

　ゴソり。構成はいつも通りのfigmaに＋αと言った感じ。

　取り出し。凄いな、このトンガリ具合。まさしくカイジだ。
　この特徴的かつ大胆なディフォルメを立体化した気概を、まずは讃えたい。

　いつもの大きさ比較。ドアラより少し大きいくらいかな。

　ジャケットのワッペンは全てプリント。綺麗に印刷されてる。

　ゴリッと動かす。標準的と言った所。
　変わってるのは、胸に入ってる関節の分割がTシャツの皺に被るようになってる事。
　これは面白い工夫だなぁ。流石。

　付属品。立体編。やっぱり目に付くのは鉄骨だよなぁ。
　そしてさり気ないけどオリジナルギャンブルのカードが二つ、イイ感じで出来てる。

　まさに福本節の象徴とも言える「ざわ・・・ざわ・・・」。
　オノマトペってのは偉大だわ。
　そしてオリジナルギャンブルのカードはこっちにも。

　限定ジャンケン。メンドイので星はなしで。

　鉄骨渡り。人間競馬のゼッケンもあるけれど、此処では割愛。
　figma共通スタンドが使えるという事で、当然他のfigmaにも流用可能。
　ディスプレイの幅が広がるので、これは地味に嬉しい。

　替え表情１。ボロ・・・ボロ・・・。

　替え表情２。腹括りました的な感じ。

　Eカードで片方の聴覚さようなら。

　擬声語つきで。

　しかし結局負けるの図。
　丁度前回のロジャーさんが黒服のモブにも見えるので特別出演。

　張り倒される。なんつーか、やられる姿が結構似合う。

　胸を張れっ！　手痛く負けた時こそ・・・胸をっ・・・！

■まとめ

　総評としては、アニメ版カイジの再現。
　出典元が逆境無頼という時点でわかるけど、あくまでアニメ版。漫画版の更に異常に尖ったカイジでは無い。まぁあれほど尖ったカイジは別に立体化して欲しくないしな。
　俺がカイジの真っ当なファンでなくても、このフィギュアが良いってのは分かる。
　ネタ枠と言ってるけど、そのプレイバリューは他のfigmaと比べても一段上。
　若干チープなオマケが多いけど、限られた予算内でカイジ要素をこれでもかと詰め込んだマックスファクトリーは、本当に凄い。そしてよくこれにゴーサインだしたなグッスマは。
　今日日、色気やリビドーに訴えかけるのが常道なのに、カイジだもんな。
　出来も含めて、ネタ枠でもなんでも捩じ込んでやんよという気概は素晴らしい。
　カイジファンは元より、フィギュアディスプレイする人には特にオススメ。