瞬く間に真夏

 七月の更新をサボってるうちに梅雨が明け、梅雨が明けたと思ったらいきなりの猛暑。

 いやはや、今年の夏も殺意が高い。
 というか、この先殺意の低い夏なんてやってくるのか?
 この殺意が標準化、あるいはどんどん上がっていってもおかしくないよな。そうなったら、いよいよ日本の夏は外に出るような環境じゃなくなるね。
 やれやれだ。まったくもってヘヴィすぎる。

■お盆……休み……???

 なんだねそれは……いったい……。

 などとテニール船長ごっこをしたところで、虚しいだけだ。という訳で、我が社ではお盆休みなどというものは存在しない。お盆休み、いわゆる夏季休暇が欲しいなら自分で有給休暇を消費しろという話だ。
 この前この先どうするかを少し聞かれたが、濁してしまったことを後悔している。はっきり、最長であと三年、最短であと半年で辞めますと言えば良かったな。
 ……なんだったら、今月いっぱいでもいいか。いやでも流石にそれは契約的に無理か。
 なんにせよ行動してそれ相応の実績を積むとしよう。あとは、辞めるか残業なしで稼働時間短縮。この辺をもぎ取る意思だけははっきり見せとかないとな。

■黄金の凪

 遂に終わってしまったよ。
 いい最終回だった。眠れる奴隷もしっかりやって、本編だけでも満腹だった。
 その上でOPとEDが最終回仕様の凄まじい出来で感涙ものだった。あのOPとEDのためだけに円盤買ってしまいそうなほどに。
 ジョジョアニメスタッフの熱意ッ! ぼくは敬意を表するッ!

■一番大切な約束は、言葉では交わさない。

海獣の子供
次は主題歌。もしかしたらARTBOOK。
 映画の「海獣の子供」を見た。
 原作は最初第1巻を書店で見かけたときに気になるなーでスルーして以来、まったく触れていないという状態で。映画そのものの事前情報も米津玄師が主題歌を歌っているということ以外はゼロの状態で。
 感想としては、絵の力ってすっげー! というタイプの映画だった。ある意味では4°Cらしいというかなんというか。
 声の演技の方が酷かった(主役の芦田愛菜を始めとして主人公一家とジムがまともだったのが唯一の救い)が、その不快感を絵のパワーでねじ伏せるというジブリにも通ずるタイプ。ジブリと違うのは日常に対する解像度というかスタンスというか、その描き方。ジブリは非日常に見えてもそれは日常であるのに対して、海獣の子供はそこがスパッと分かれてる。というより、日常が非日常に侵食されていく。
 ストーリーも漫画を圧縮したような「考えるな、感じろ!」というもの。
 ……と思っていた。原作を読むまでは。
 映画見たあとに本屋を回って原作全巻買ったんだけど、映画に匹敵するぐらい説明の少ない「自分で読み解け」という読者の読解力というか感受性に挑んでくるタイプの漫画だったため、映画のストーリーに対する評価も反転した。つまり、「よくこんなに忠実にまとめたなぁ」という感じに。まぁ取り零しもあるんだけど、それは尺の違いで切らざるを得なかったんだろうなと思うレベル。不満は声の部分だけど、まぁそこはもういいや。

 なんだかんだ言って、この映画が好きになってるなとは思う。
 原作どころか背景美術をまとめたARTBOOKを買ってしまいそうなのだから、今更か。

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