聖機兵ガンレックス
最初に見た時は、参考出展でガンレックスとは粋な事するなぁと思いつつも、発売される事は無いだろうな。という諦念も同時に抱いていた。既に虫の息のSDXで出せる訳が無い、と。
その後、(受注生産とは言え)まさかの発売決定に狂喜したのは言うまでもない。
と言う訳で、今回はSDX始まって以来最大の大型アイテム。直撃世代ならば、一度は夢想したであろう「きちんと動く機兵」を見事に体現した「SDX聖機兵ガンレックス」の感想文。
買って、開けて、写真撮って、等々のアクション全てにタイムラグが有るけどまぁ気にせず感想文を書いて行くよ。時間経っててテンション落ちてね? ってのは気にしちゃあ駄目だ。
受注生産なので、当然剣士ゼータと同じこの箱に入ってくる。
既にデカイ。この大きさは、かなり圧倒されるなぁ。
大きさ故に、これまでのフォーマットには当てはまらないパッケージ。
劉備でさえあった、中身チラ見せすらないというのは吃驚。
しかし恒例の描き下ろしは二種類ちゃんと存在してる。それぞれサイドに。
さっそくゴソり。でけぇ。内容量としては1.5段ブリスターと言った所。
いそいそと組み立て。ブリスター開けるのにこんなに手間取ったのは初めてだ。
今回の一つの山場、大きさ比較。まぁ何つーのかな本当にでかいな。
お馴染み視線集。回を増す毎に視線パーツは少なくなってる印象があるなぁ。
ゴリッと動かしてみる。
良く動く……とは言わないけど、普通のSDXと言う感じかなぁ。
まぁ正直ガンレックスは動きを楽しむと言うよりその質量感を楽しむものという印象。
付属パーツ一覧。視線パーツの大きさには変な笑いが出るね。マジデケェwwwww
パッケージにもなっているカードダスを模した構え。
まさか立体でこのポーズが取れる日が来るとはなぁ。感激だわ。
軽いギミック。コクピットハッチ開くよ! という物。
嘘みたいだろ。ここなんだぜ、コクピット。
中にはこんなGP01さんが。超薄っぺらい。
つまり、機兵とのスケール差は本来これくらいですよという指標。
まぁ、ぶっちゃけ元祖の時代からそんなスケールはガン無視だったけどね!
ハッチオープンで撮影するにはガンレックス寝かせないと無理。というくらい薄い。
SDXガンレックスの一つの目玉。
元祖版では不完全にしか再現出来なかった封印状態を完全再現。
口や消え失せた角など、完璧。余剰パーツはかなり出るけど、それでもこれは嬉しいなぁ。
そして封印状態があると言う事は、そう当然のように鳴動の神器も。
あれ、鎧は? という疑問にはこれ。
……うん、ちょっと残念だけどね。中に吸収するにはこれしかないよなぁ。
いつか、別の形で立体化されるといいね。
そぉい!
復活した後は、もう一つの、そして最大のギミック。
元祖を彷彿とさせる、他のSDXの搭乗。これのお陰で首の可動が微妙だったわけだ。
というか、左右に動くだけでも技術の進歩を感じるよ。
ドアラヒップドロップ。流石にfigmaは無理。中で座らせれば一部は行けるかもなぁ。
因みにSDXよりも小さな物は余裕で乗せられる。今回は仮ケンジさん。
願いで動くというガンレックス。
個人的にはモビルトレースシステム的に動くんだと思ってた。
素のSDXでは一番大きいはずのネオブラ様も並べると大人と子供だなぁ。
最後は突進。
足にダイキャストが使われてる上に、足その物が大きいからこんなポーズも難無く自立。
素晴らしい。
■まとめ
総評としては、あの日夢見たガンレックス。という感じ。
いやぁ、本当に。よくバンダイはSDXでこれを立体化したな。
直撃世代ですら出して欲しいけど、まぁ無理だよねーと諦めていたのに。それだけ欲しいって声が大きかったのかな。それとも当時の元祖置物ガンレックスには思う所が有ったのか。
どちらにせよ、このクオリティで発売してくれた事に感謝しか無い。
強いて文句というか要望を付けるのなら、極めて個人的な事だけど他のSDXを乗せるギミックは無くても良かったな。いや、有れば有ったで面白いんだけど。アクションフィギュアに徹したガンレックスの方が、俺は嬉しかったなぁ。
あの質量で首を上下させたり、もっと動くガンレックスだったなら……と考えるとね。胸のハッチが付いているんだし、どちらかのスケールに徹した方が良かったな。そこだけが残念。
それ以外は、前述したようにまさに夢見た通りの出来。
まったく、いい時代になったもんだ。