そして夏が始まった

 梅雨明けした途端にこの猛暑。

 なんか全然雨止まないんですけど? からの雨降らなかったら超暑いんですけど? という流れは流石(最近の)日本の夏はクソを通り越してるな。と真顔になる。
 そもそも、夏の始まりとされてる立夏はとうの昔に過ぎ去ってるんだけど。

■積みを一つ贖う

 積んでいた本を読み終えた。
 よねぽこと米澤穂信の「世界堂書店」。正確には、米澤穂信「編」だ。
 つまり、氏が著した物語ではなく、氏が編んだ一冊。
 当然その一つ一つの物語に繋がりはない。それだけに一編を読んでは置き、一編を読んでは置きというの繰り返して読了した。いつも小説は目が滑らない限りは遅くとも二日三日で読み終えるため、二週間近く(あるいは一ヶ月近くか?)同じ本を読んでいたというのは自分の読書体験の中でも比較的珍しい。
 内容の感想は、まぁ感想文のリハビリがてら今度書くとして、感想とは別に胸に去来したのは「自分に合った栞が欲しいな」という物欲だった。実に今更だな。
 ……あるいは、自作するのも悪くないかもな。

■この世界で最も繁栄した肉食動物

世界ネコ歩き展
ネコはかわいいなぁ。
 ネコはかわいいなぁ、ネコは。

 ということで、友人の誘いに乗って「岩合光昭の世界ネコ歩き展」を見にいってきた。
 やたら某政党のポスター近くで宣伝されているなと思ったら、その政党の母体ともいえる関係施設でお膝元みたいなものだった。いやはやなるほどなぁという話。
 まぁそんなことはネコのかわいさには微塵も関係ない。ネコと和解せよ。

 元々、テレビ番組の「世界ネコ歩き」自体、新作は大体見るしなんなら再放送も見てるくらいだし、なんか見覚えあるな? という写真もあってニヤニヤ見て来た。
 見てて思ったのは、やはりプロの写真家は凄いなということ。
 構図や光の加減など、全部が決まってる。
 仕事柄、素人や機材揃えたアマチュアが撮った写真をよく見るが、本物のプロとはやっぱり違うね。イラストもそうだけど道具の進歩でアマもプロも同じくらいの性能を手に出来る今の世の中では、それだけに見えていなかった技術の差が見えるようになってる。

 プロとアマの差はそれで生計を立ててるかどうかが一番の差ではあるけど、技術的な差というのもやはり大きなものなのだな。まぁ好きを突き詰めるだけでいいアマチュアと、アベレージを常に高く維持しなければならないプロフェッショナルとでは差が有って当然か。

■VR初体験

 ネコ歩き展の帰りにその友人宅でVRゲームを初体験。プレイしたのは「Beat Saber」「AEON」「Last Labyrinth」、あと360°動画(深海を模したもの)を見せてもらった。
 いやぁ、今更だけど凄いね。
 そりゃ新時代到来とかみんな騒ぐはずだよ。
 特に「AEON」を最後までプレイさせてもらったんだけど、室内の壁に打ち当たりそうになったりなどVRあるあるを連発するものの、非常に楽しかった。いかにもVRゲームという感じ。
 有名な「Beat Saber」は元々リズム感死んでるが故にあまりやらなかったけど、まぁそりゃ人気出るよなという出来だった。音ゲー好きな人はハマるだろうなぁ。
 最後にちょろっとやった「Last Labyrinth」は前者二つと色々と毛色の違う「脱出ゲーム」だけど、意外とすんなりプレイ出来た。まぁ着席タイプだったからってのもあるけど。
 何にせよどれも驚きと新鮮さがあって、感動した。

 俺自身が享受できるかどうかは別問題としても、VRの波は確実に世に浸透して来てる。
 いつか、VRペイントとかも体験してみたいもんだ。

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