戦いは続いている
作業の連続で壊れた肩。
地獄の痛みと人の言う。
キエナイニジに、リニューアル戦争の亡霊が蘇る。
Tumblrの高原、Photoshopの宇宙に、無敵と謳われたキングクリムゾン装甲特殊部隊。
情無用、命無用の鉄騎兵。
この命、30億ギルダン也。
最も高価なワンマンアーミー。
次回「スティッフショルダー」。
ソウ、危険に向かうが本能か。
むせる。
一度崩れたリズムはそう簡単に戻らない。
物を壊す事は簡単だが、それを元に戻すのはとても大変な事。フジリュー版申公豹もそう言っている通り、壊れた物を元通りに修復するのは酷く難しいものだ。
つー訳でまだまだリズムは崩壊している。
昼夜逆転やら溜まり続けるつくったーラクガキやら。色々と酷い。いやもうマジで。
右腕にかかる負担故に右肩から首がヤバい。寝違えと肩凝りをコンクリートミキサーにかけてぶちまけたような痛みと倦怠感。
おまけに座っている時間の長さから来る腰へのダメージ。別に動いてる訳でも働いている訳でもないのに、身体ガタガタだな。
無視して描き続けると身体が軋む。そしてその軋みに心は折れる。やれやれだぜ。
野心とは才能の別名? いいや違うね。
才能とは体力だ。野心もひらめきも努力もセンスも、体力によって支えられる。
それが違うと言うなら、こう書こう。才能とは体力とそれに連動した精神力と言う名の土台に、様々な要素で組み上げられた複雑怪奇な構成物だ。
故に、それ無くして才能は成り立たない。
つまり、俺には才能が有る無い以前に、才能の土台が狭いのだ。
狭いなら広くすればいい。つまり結論としては身体を鍛えろということになるな。
■次は音だ
時系列に沿ってRemarkを復活させているが、ラクガキノルマが予想以上にキツく、殆ど進んでいない。つーかラクガキなのに半分くらい本気に近いとか色々間違ってる気もするな。
まぁそれはいい。
兎も角、Remarkの復活は現在、「MAGIC」「Love SQ」「ワールド ワールド ワールド」の三つが下書きで放置されている。というのも、なまじ「アフターダーク」を加筆修正しちゃったために、その三つも気に食わない場所をちょこちょこ手直しする羽目になっているからだ。
あと、以前撮った写真とはカメラが違うため、写真も撮り直していると言うね。これが予想以上に怠い。CDでこんだけ怠いのに、この先待ち受けている玩具どもとかどうなんだろうな。
まぁ、今うだうだ考えてもしょうがない。
目の前に積まれている作業をこなすだけだ。
■誤算
正直な話、これほどまで遅れが延びるのは誤算だった。俺はRemarkの半分は今日には復活出来ていると読んでいたんだがなぁ。
原因は、先にもちょっと書いたがラクガキの溜まり具合。武道館行った時点では、一日二日で取り戻せるだろうと思っていた。
が、蓋を開けてみればあれよあれよという間に、もはや二週間近くラクガキの遅れが戻っていないという由々しき事態。
これは偏に、つくったーを導入したラクガキとPhotoshopの相乗効果が俺の予想以上に大きかったという事だろう。
普段思いつかないような組み合わせのラクガキを描ける、というのは確かに利点だし鍛錬にはもってこいだ。が、去年やったアナログ環境でのつくったーラクガキと今年やっているデジタル環境でのつくったーラクガキは全く違うということに気付けなかった。
最大の違いは「際限なく手を入れられる」という事。
Photoshopを使った事がある人には知れた事だが、ある程度のグレードより上に存在するペイントソフトには基本的に拡大縮小とアンドゥリドゥ機能が付いている。
これはそれまでアナログ故に存在していた正の意味で制限となっていた物を取っ払う事に他ならない。つまり、「これ以上細かく描いても意味が無い」という判断が直感的に出来なくなり、ほぼ無限に手直しが出来るという「思い込み」に支配される。
まぁ簡単に言うなら道具に振り回されるって奴だ。結果、時間に対する意識は低下し、新しい絵が浮かんだらそのまま際限なく形にする事が多くなり、更なる時間の消費を加速させる。
それはそのまま遅れを取り戻すのを阻害し、新しい絵が浮かぶというプラスに思える要素も、アナログで存在していた下準備中に要素を吟味するという事をしなくなるため、ラクガキの延長線にしかならない事が多くなる。
丁度いい例が、スクショとして出してる「ハートの女王」をイメージソースにしたラクガキと、そこから発展させ今描きかけ絵の中でも最大級の容量食いにもなってる絵だ。
もしラクガキを時間通りに止められていたら、この絵はこれほど歪なラフにはなっていなかっただろう。もしこの絵をアナログでやっていたとしたら、線画を取り直す所から始めたはず。
その「ハートの女王」と同じ轍を踏む所だったと嘯いている「海賊」のラクガキも、実際問題半分は同じ轍を踏んでいる。違いは浮かんでいる絵をラフに起こしたかどうかだけ。
これは教訓だ。
アイディアが浮かぶのは良い。質の高いラクガキが出来るのも悪くない。思いつかない組み合わせが浮かぶのも喜んで迎えるべきだ。が、それらをシームレスに繋げるには「まだ」危険だ。
道具に振り回されて、様々な物が自壊しているのが現状だろう。
おまけに、いくら俺が思いつかない組み合わせをつくったーが提供するとは言っても、「今日の巨乳っ娘つくったー」と名乗っている時点で偏りが生じている。
描いてても「超乳多過ぎwwww」と愚痴る位には体感してるんだから、俺が思う以上にその偏りが蝕む物は多いはずだ。そもそも現時点で脳内にある胴体の寸法が崩れて来てるしな。
これは他のつくったーでも同様だろう。この類のものはトリガーにするのは構わんが、それをラクガキの本分を忘れたまま偏重するのは本末転倒だ。
意味が無いどころか、マイナスに働く事もある。
振り回されようが自壊しない脳内ツールが組み上げてから、今のような偏重もラクガキと本気絵の自由自在な行き来も、すればいい。つまりまだ前提条件が整ってないって話だな。
手っ取り早い対策は、時間を遵守しろって事だな。
今は45分過ぎても、気に食わないならもう45分延長してるのを、撤廃する。
気に食おうが、気に食わなかろうが、45分で終わりにする。実力に見合っていないと考えるなら、最初から45分+休憩15分+45分でラクガキタイム1セットにするとかだな。
まぁキリのいい所でやり方を色々変えてみよう。
……えー、まぁ。
答えが出たのは良いが、この手の話題は他のカテゴリでしろってな。作業アッピルやら短期特訓やら版権練習やらラクガキまとめやら、色々あんだろ? 的なオチで終わる。