RWD雑考

 RWDでレスポンシブWebデザインとか、普通はまず聞かんわな。

 スマートフォンやタブレット端末の普及に従って、一気に広がった感のある「レスポンシブWebデザイン(以下RWD)」。一言で表するなら「一つのソースで端末の大きさに適したレイアウトを作る」って奴だ。
 このサイトは現時点ではケータイ用のページも無けりゃRWDでもない。この前ちょろっと書いたが、ディスプレイサイズ変えてみるとまぁ酷いもんだ。
 とは言え、全ての端末に対応するのは現実的ではない。
 度々書いてるが、次期テーマは標準でRWDになってる。まぁそれはいい。わざわざ搭載されてる物からRWDを取り除くのはかなり怠いし、メリットが少ない。
 ……が、なら問題無いか? と言えば嘘になるのが頭痛の種だ。

■RWDは難しい

 何よりもまず、改造が怠い。
 管理は楽、但し改造(あるいは製作)が怠い。というのがRWDは共通してる。
 今使ってるテーマ「Sight」なんかはソースの把握が簡単だが、次期テーマ「Pinboard」はかなり面倒だ。そもそもその量からして違う。RWDは画面サイズに寄って適用するスタイルを変える訳だから、対応するサイズ(ブレークポイント)を増やせば増やす程、倍加して行くわけだ。実際、「Sight」と「Pinboard」ではCSSファイルのサイズが倍近く違う。前者は21KBで後者は57KBという事からもそれは察せる。
 難しさとしてはもう一つ。
 ページの要素が多くなれば多くなる程、配置に苦心するという事だ。
 マガジンサイトでRWDやってる人とか見ると、マジで凄いなぁと思う。
 ミニマルサイトと言うか特化した末に無駄な物を削ぎ落としたようなサイトならまだRWDの適性が高いと思うが、アレもコレもと無節操にやっている個人サイトはちょっと相性悪い。
 つまりは、このサイトのような。

■現在進行形頭痛の種

 上記にも関連するが、今現在頭を悩ませてるのはウィジェットの配置。
 特に外部の広告などが絡んでくると、マジでもう頭が痛い。
 Googleアドセンスは良いとしよう。ベータとは言えレスポンシブデザイン用のものが用意されてる。テストしないとどうなるか分からんが、まぁそれはパブリックベータで見る部分だ。
 問題はAmazon。レスポンシブ? なんですそれは。と言わんばかりのウィジェット達。ご丁寧に幅とか高さはピクセルで指定しろ。絶対にだ。と、最近の流行を真っ向から否定だもんな。
 まぁAmazonとしてはウィジェット何て使ってないで、「Publisher Studio」使って、自前のフルードイメージにリンク貼れや! という方向性なんだろう。
 あるいは、API使って自分でウィジェットなりアプリなり作れ! と。潔いと言うか何と言うか。技量が無い人間は古い技術で満足してろ! と言い出しそうな放置具合だ。
 まったく、やれやれだぜ。

■結局のところ

 ウィジェットの組み方に関しては、ローカルで出来るテストには限りがあるな。
 認証を必要とするJetpackやRWD対応アドセンスの挙動は、表に出して確かめる他無い。
 画像の全体的な大型化がどの程度サーバーに負荷をかけるかも読み切れんしなぁ。
 パブリックベータでその辺を詰めて、四月にはベータの字を外したいとは言ったが……。

現時点でこれだもんなぁ。こりゃパブリックベータで地獄が見れそうだ。
現時点でこれだもんなぁ。こりゃパブリックベータで地獄が見れそうだ。

 これはいよいよ見通しがヤバくなって来たな。

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