鬼龍院皐月
キルラキルは流し見した程度だが、あらすじは分かってる。グレンラガンよりも更に荒唐無稽になったハイテンションと、レトロを感じさせるあの画面も覚えてる。
本当なら対であるfigma纏流子も欲しかったが、まぁ単純に発売されたのを知らず、気付いた時には売り切れてたというね。不覚。再販されたらその時は躊躇わず買うとしよう。
グッスマの方で予約すれば終盤で持っていた武器「縛斬・餓虎」と「縛斬・蛟龍」が付いて来たのだが、それに気付いたのはAmazon(のあみあみ)で予約した後だったというオチ。
流子を逃したりと今回は色々見逃しが目立つなぁ。
正直、部屋に飾るには勇気が要る姿だが、まぁ部屋を顧みると今更か。
実は部屋にある方々ではかなり珍しい(作品的に色々人外じみてるが一応)人間だけど、そのスタイリッシュ痴女とも言われる姿のお陰でT-elosやKOS-MOSに通ずるものがある。
T-elosの時は割と素でドン引きしちゃって、写真も感想文自体もあっさり目になっちゃったから、今回は熱量高めで頑張る。写真も多めで少佐レベルにキモさも増量したいところ。
と、言う訳でガッツり感想文書くよ。
続いてパッケ裏。こうして見ると、figmaは全体的にリニューアルされてるのが分かるね。
前回の少佐も含めて更にその前のラビリスと比較すると様式が違う。
ゴソりと取り出す。
本体も目立つけどオマケの生徒達が凄いインパクトだ。
という訳で、本体取り出してみる。
KOS-MOSやT-elosと同じようにロングヘアだから仰向けでも浮く。
恒例のドアラと背比べ表。
ヒールがある分大きく見えるけどまぁ標準か。
台座無しだと、かなり厳しい。ヒールが高いのと、髪が重くて後ろに倒れちゃう。この辺も違う作品なのにKOS-MOSやT-elosっぽさを感じさせる要因だなー。
背比べ裏。
髪が上手く覆い隠してるお陰で見えてないけど、下半身は所謂スリングショット、海外で言う所のサスペンダービキニとかスリングビキニとほぼ同じなので、お尻丸出し。
ゴリッと動かしてみる。
恐らく少佐と同じ新規ボディ。少佐程ではないが従来のfigmaより動く範囲が大きくなってる。
プリーツスカートのなり損ないの様なパーツは軟質で、腰に軸が刺さってるので結構動く……が、その分外れ易いという欠点もある。まぁ筒状のパーツだから紛失の心配は無いけど。
肩はアーマーが別パーツ化している上に肩関節自体を引き出す事も出来るので、良く動く。動かしにくそうな見た目してるが、多分少佐よりも肩や腕に関しては動くんじゃないかな。
あと、腿にロール軸が入ってるため、内股なんかも余裕で出来る。
まだまだ動かす。少佐と比べると腰の部分がスイング出来ないため、若干劣る。まぁデザイン上仕方ないと言えば仕方ないんだけど。まぁ、なんだ。その分エロさは圧倒的に上だ。
髪を上げて見ると分かるけど、人肌を露出させてると言う意味での面積ではT-elosを抜いてだんトツだなぁ。T-elosは露出だけで造形自体は(関節の関係上)そこまでエロくなかったが、皐月様は可動範囲を犠牲にしてまでお尻を作ってる訳だ。スタッフがここは譲れないと可動性を切ったと考えると納得のエロさ。ただ、アクションフィギュア的に言えば、微妙な部分だ。
これのお陰で少佐のような股割りが出来ないと考えると……うーん。
造形美を愛でるなら同じ皐月様では固定の1/8スケールフィギュアがグッスマから出てるという事実もあるしな。悪い訳ではないが……モニョるね。
まぁRAHや先述の固定版は価格帯が双方一万円くらいだから、比べるべきではないとも言えるな。ほぼ半額でこの造形美と可動性を両立してるのが本来は物凄い事だからなぁ。
付属品一覧。
少佐の方では何故か手のジョイント逆になってるなーと書いたが、これが所謂新規ボディの特徴なんだろうな。あるいは長袖キャラはみんなこうなのか?
納刀状態の縛斬は一応柄がとれるが、抜き身の方を納刀出来ると言う訳ではない。
顔の横にある赤いパーツはfigma流子の片太刀バサミと合わせて「断ち斬りバサミ」に出来る、というギミック。当然figma流子を持っていなければ意味は無い。
そして微笑顔。
figmaとしては多い方の表情パーツだけど、原作を考えると少ないと感じるなぁ。不適な笑みや舌打ちしそうな見下し顔など、その冷徹なキャラに反して表情コロコロ変わるし。
これはfigmaがどうこうと言うより原作パワーが凄いとした方がいいな。
露出狂? くだらん! この姿は神衣がもっとも力を振るえる姿!
それを俗な価値基準で恥じるなど! まさに己の小ささの証明!
この鬼龍院皐月! わが野望成就のためなら!
天下に乳房を晒そうと! 恥もなければ怯みもない!
我が行動に一点の曇りなし!
相手が倒れていようが容赦なく振りかぶる。
大きく可動性を阻害しそうな肩アーマーも関節が仕込まれている上に別パーツ化されているお陰で、腕の可動に関しては殆ど支障がない。振りかぶるのも何のその。
ただ、そのご立派な乳房が邪魔して、腕を前に出すポーズはちょっとキツい。
まぁそれは巨乳キャラのフィギュアは全部そうだけどな。少佐とか。
実は縛斬と大差ない長さの通常形態片太刀バサミ。
あまり持ってるイメージ無いのは、終盤までお預けだから。
二刀流も勿論可能。
劇中では既に縛斬が失われていたので無かった気がしたが。
流子とお揃い、武滾流猛怒(ブッタギルモード)の片太刀バサミ。
この状態だと縛斬の1.5倍くらいの長さ。
角度を変えるとこんな感じ。
ハッタリの利いた良い武器だが、やっぱ登場回数的にイメージ薄いよね。
真正面から例のポーズ。
正直、手のパーツは分割じゃなくて両手を一体化させた奴が欲しかったな。
まぁ自分で接着すれば良いんだけどさ。
あと、手の部分に縛斬を固定するような穴などが無いため、揺れたりすると結構簡単に倒れるのが結構な不満。SDX皇騎士にあったスタンドみたいなのがあれば良かったんだけどな。
剣術の達人という事なので、五行の構えさせてみよう的な。
最初は流子との直接対決でもやっててイメージの強い八相の構え。
現代の剣道ではあまり意味の無い、真剣で鎧着てこそ意味のある構え。
次は正眼の構え。
剣道でもよく見る構え。流石に完全再現は無理だった。原因はやっぱり巨乳。まぁあと手首ももう少し動けば出来たか? 因みに再現出来てない最大のポイントは切っ先。高過ぎる。
次は上段の構え。
剣道でも割とする人居るよね。所謂攻撃重視の構え。
ぶっちゃけ、年上には礼を失するとも言われる。それ以前に胴の防御ががら空きになる上に、視界も遮られるから相応に熟達してないとあっさり斬られるのが関の山と言う構え。
腕が高くまで上がる為、結構楽に構えさせられる。
次は下段の構え。
上段に対して防御重視の構えだけど、それは間合いを開いてこそ活きる。
実は五行の構えの中でも一番再現が出来てない。本当なら切っ先を相手に向けたまま下げるはずが、横を向いちゃってる。これじゃ牽制にならないから防御重視の特性が消えてる。
原因は手首と、やっぱり巨乳。
最後は脇構え。
所謂、刀身を自身の身体で隠し間合いを測らせず、相手の攻めに対してカウンターしたり空振りさせてその隙を斬るという構え。なので、刀身が見えてるこれは再現し切れてない。
原因はまた巨乳……と言いたい所だが、おっぱいに罪は無い。
問題は肩アーマー。跳ね上げて肩や腕の動きを自由にするのは良いのだが、頭の動きには対応出来ない。特に皐月様は髪長いから、横向こうとすると肩アーマーが大きく干渉する。
他と絡ませてみる。
figma流子が居ないので、黒っぽくて露出度高くて先刻から比較対象に出てるT-elosさんに無理矢理武滾流猛怒片太刀バサミを持たせてみた。中々様になってるし違和感少ないな。
ラストは相手の股下から見た、やっと面白くなった。
やっぱfigma流子欲しくなるなぁ。
■まとめ
総評としては、細かな所が惜しい傑作。
良い所は、何と言ってもその造形美と可動性をこの値段で両立してる所。リアルアクションヒーローズという価格帯もサイズも倍以上の商品と比較するくらいに良く出来てる。
よく動く、キレイ。の標語は伊達じゃない。
残念な所は、figma流子ありきなギミックが多い事と、皐月単体でのギミックが乏しい所。特に抜刀状態の縛斬が安っぽ過ぎる。刀身はペラペラで撮影中に切っ先が欠けるなどもあったため、これは非常に残念。武滾流猛怒の片太刀バサミを省いて、縛斬の仕様をもっと豪華にして欲しかったな。グリフィスの剣のように肉厚で鞘にも納刀出来る仕様だったら完璧だった。
とは言え、本体の出来は素晴らしいの一言。
流子を持ってる人なら必須。持っていなくても皐月様ファンは買って損無し。