粗い妄想

 RKGKスレイがRKGKの範疇を超えてきた。

 RKGKスレイは自分の妄想テキストを基にしているのは前も書いているが、最近その妄想テキストの質が落ちているために、RKGKスレイのスピードに影響が出て来た。
 どういう事かというと、単純に決まっていることが少ない=妄想の解像度が低いために、絵にしようとした時その場で考えたりその場で調べたりすることが増えている。それがそのままRKGKスレイの時間を引き延ばす事になっているというわけだ。新しいイメージの構築など付加価値もあるため一概に悪ことばかりでも無いのだが、やはり時間がかかるのは拙い。

 加えて、予想していなかった影響に、ブラッシュアップする時に従来よりアイディアが出て来るようになり、結果ブラッシュアップというより描き直しに近い状態になっているという事がある。具体的には、2015年1月1週目から2月の3週目までのシリーズは妄想の細かさが比較的高い方だったために、ブラッシュアップも大幅な変更は髪の色や間違えた服装などの修正にとどまって、あとは描き込みをしていただけなのだが、2月の4週目から新しいシリーズに入った途端に服装からポーズ、表情から髪型まで変わるようになった。
 分かりやすいのは2月の1週目4週目の違い。両方同じくらいの時間を使っているのに顕著な差が出ている。4週目の記事で同じ事を書いているが、この影響は結構大きいな。

 しかし、改善策は思いつかない。
 妄想テキストの引用を止めるというのがシンプルな解決策だが、そうすると今度はネタを引っ張ってくる方に時間がかかる可能性があるし、その場の思いつきだけで描くと同じような絵で埋まるという可能性もある。特にブラッシュアップ版は既にフェチが存分に反映されてるしな。これが加速すると考えると非常に拙い。このシリーズの意味無いだろってくらい拙い。

 結局、ガタガタ言ってないで、粛々とスレイするしかないのかな。
 2016年分に突入すればファンアート解禁だから、その面ではかなり楽になるはずだが。
 ま、やるしかあんめぇ。

■楽しくなるとついやっちゃうんDA!

 らんらんるー☆ つーかこれは嬉しくなったら、だ。
 RKGKスレイに時間かかるよーと先述したが、正直原因は描いてると楽しくなりすぎて暴走してるという事も多いのだよな。3月3週目の服の模様やゲス顔なんかがいい例だ。
 それ、そこまで時間かける必要無いですよね? という所に手を入れ過ぎてしまう。
 先々週も書いたし、Twitterでも呟いたけど、この悪癖は本当にどうにかせねばな。
 制限時間があるのに、それを忘れてパーツに集中は本当拙い。
 全体を見てクオリティコントロール出来ないとスピードアップなど夢のまた夢だぞ。

■言葉は要らない

 いや、別に愛を囁くわけじゃ無い。
 Twitterでやってる本日の進捗に説明や他色々は入れなくていいかな、と思い始めただけだ。あれは元々俺の作業ログと生存報告でやってる訳だし、余計な情報要らんよなと。
 日記を書いた時点では消費時間とスレイ対象だけでいいなと書いていたが、今はそれよりもさらに先鋭化して「本日の進捗」というタイトルじみた言葉だけでいいなと思ってる。
 画像はそれだけで情報の塊だし、作業してる当人である俺が見れば画像だけで大体どういう事やったのかは分かる。それを敢えて他人に解りやすく解説する必要は無い。
 本来そういうのは、このサイトで詳細にやればいい話だしな。
 やっぱり沈黙は金で、喋りすぎは命に関わるんだよ。
 Twitterは他人との緩い交流と生存報告。コレデヨイ…。

■そしてこち亀は伝説になった

 週間少年ジャンプで長年看板を張ってきたこち亀こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が完結した。生まれる前から連載されていた漫画が終わる瞬間に立ち会えるとはな。
 正直言って、読んだり読まなかったりが多かったが、「居て当然」という存在だったために、その影響は計り知れないだろう。WJにとっての一つの時代が終わったのだなと思う。
 その最終回もこち亀だからこそ許される、あるいは出来るというものだった。
 ナルトやブリーチが終わったのは記憶に新しいが、そのどちらもストーリー重視のバトル漫画であったために、最終回はある意味テンプレに沿ったものだった。
 まぁテンプレに沿っていても、積み重ねによる重厚感で陳腐にならないあたりは流石だが、対してこち亀は違うベクトルで突き抜けたという感が強い。
 ギャグ漫画であるしジャンルは違うが、やはりこういう最終回が出来るのはこち亀だからこそだと思う。他のギャグ漫画では許されないし、そもそも出来ないだろう。
 最終回を迎える事自体が一大イベントになるというのは、流石こち亀だ。
 今後秋本先生はまだまだ漫画描くらしいし、そのバイタリティには本当に頭が下がる。
 何はともあれ、秋本先生、両さん、四十年間お疲れ様でした。

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