終焉と変転
時代には結節点があると思っていたが、実際はそうでもないようだな。
時代のアイコンが現れた時、消えた時で時代が変わったように錯覚するが、時代の変化はそんなスイッチのオンオフのようにはなっていない。むしろグラデーションのようになっているのだろう。終焉は突然訪れるものではなく、変転もまた然りだ。
季節が知らぬ間に変わっているように、時代もまた気付かぬ内に変わっている。
なるべく時流に対するアンテナは鋭くしときたいな。
■隠しボス
加藤作品(クロノシリーズとかゼノギアスとか)の全てをオマージュし、メインストーリーが加藤正人ユニバースになりつつあるアナザーエデン。
メインストーリー第三部中編の隠し要素として、クロノシリーズのラヴォスを思いっきりオマージュしたラヴォーグというボスが出たのだが、この程ようやく全部倒した。
某所でのポスト(笑)でも呟いてるけど、ほぼ全ての戦闘で苦戦した。ラヴォスと比べて強過ぎだろと思いつつも、ラスボスと隠しボスの差か……と納得感もある。
因みに、どの程度オマージュされているかと言うと「宇宙から来た星を滅ぼす厄災」「赫い流星あるいは隕石」「外殻は地上に存在しない鉱物」「その星の情報を食い尽くす」といった設定面は勿論のこと、最後のラヴォーグが使ってくる技に「業焔星喰破」というそれっぽいものや「巨星」とか「天から降り注ぐものが 終焉へと誘う」などほぼそのまんまと言えるものがあったり、ボスが途中で分裂する際、倒すべき本体が一見雑魚のように見えるというちゃんと名前見てないと痛い目見るギミックも踏襲している。
このまま行くと、第三部後編はゼノギアスのデウスかゾハルを(既に中編に虚神器ギルバデスというもろヴェルトールみたいなのが出てるし)オマージュしてきても不思議じゃない。
……でもそっちは既にゼノブレイドシリーズがやってるしなぁ。
なんにせよ、これで第三部中編は網羅したと言っていいだろう。
いつ後編が来てもすぐにプレイできる。楽しみだ。
■雨
雨こそが季節の結節点にも思えるな。
土砂降り後の快晴がすでに夏の気温に近いとか勘弁しろ。接続するならまずは春だろ。と言いたいところだが、この辺はもうかつての四季は変わってしまったと認識すべきかな。
つまり春と秋は一ヶ月どころか二週間そこらしか存在せず、すぐに夏と冬がやってくる。まったく、やれやれだぜ。万物流転こそが世の摂理とは言うが、何とも悲しいことだ。