二代目襲名

 Nintendo Switch 2、だってさ。

 ついに来たよ、後継機の正式発表。
 と言っても、詳しい話は4月2日のダイレクトで! ということだから、値段やローンチソフト、その他細かい仕様など諸々はそっちで発表されるのだろうけど。
 何にせよ、思いの外ストレートな名前で正統進化だ。発売が待ち遠しい。
 今は、4月2日を首を長くして待つとしよう。

■思考の外部記憶

 つまりはメモ。

 前回の雑記で小説や漫画における「読みやすさ」という透明に近い技術は万物に共通するのではないかという視点。つまりは「分かりやすさ」という技術。
 十年以上も前だが、話題に出した「99%の正常と1%の異常」という言葉があるが、当時はフック的な共通認識が無いと、独創性という異物は受け入れられんよなー的な着地をしている。が、その辺の受け入れ難さを緩和するのが技術としての「分かりやすさ」ではないか? って話。

 独創性という名の異物を、認識させるための技術。言うなれば口に苦い良薬をオブラートで包むようなもの。以前は「配合変えれば良いんじゃない?」という着地をしていたが、それは良薬から有効成分減らして文字通り毒にも薬にもならないものを増やす、みたいな方策だし、当時はそれを「分かりやすくする技術」だと思っていたが、そういうことじゃない感じするな。

 良薬(あるいは猛毒)を成分変えずに受け手にぶち込む、オブラートあるいは注射針のような技術。分かりやすいのに唯一無二というものにはそこが重要なのかもしれないな。

■寿司を食べる子供

 だから寿司ガキだ。
 全話解放されてたからこの機会に読んでみたけど、面白かった。
 また大きい女性(歪曲表現)も出てくるからそれ贔屓かぁ〜? と思われるかもしれないが、一番面白いのはメスガキテンプレ使っておきながら、素は普通に良い子という使い古された構図をしっかりギャグとして描ききってること。
 一発ネタと見せといて、ちゃんと子供の解像度高くて笑っちゃったよ。そしてそのギャップとギャグが嫌味なく可愛いし面白い。あざとさとかそういうのではないガチの子供ムーブなのもいい。所々おっさんぽさを入れて笑いをとるのも上手い。

 あと小ネタが面白いってのもポイント高い。「は?寿司」とか「屈しろ」とか既存店をもじりながらもメスガキテンプレの決まり文句に寄せてる辺りに美学を感じる。

 ついに単行本出るらしいので気になる人はゲットだ。

■今週の崩し

SDX神聖騎士ウイングとSDXフルアーマーナイトガンダムの写真。
三種の神器揃い踏み
 SDXの神聖騎士ウイングを開封。

 実は感想文記事の下書きまで過去に用意してたんだけど、敢え無く頓挫。
 正直まだ「書こうと思えば書けるかもな」程度には製品のボリュームも、自分自身の思い入れもあるが……。
 まぁ、需要が無い。
 世間にも、俺自身にもな。

 この製品の詳細なレビューを読みたいのなら神聖騎士ウイングでググればより上質なサイトが出てくるので、そちらを参照されると幸せになれるよ。多分。

 それはそれとして本製品だけど、流石の出来栄え。打ち切りがなければもっと人気も出ていただろうになぁ……。
 そもそもが初代の三種の神器を引っ張り出して、そこにEW版ウイングゼロをモチーフにするという実にSDガンダムらしい捻りの効いた設定とデザインという良さの複合体になっている上に、それをここまでしっかりと立体化されたらね、そりゃ文句なしですよ。

 旧炎の剣持たせてないから揃い踏みとか言いつつ片手落ち感のある写真だが、やっぱり細かさと華やかさは断然新しい方のSDXが上だね。この写真には写ってないけどエフェクトパーツひとつとっても、神聖騎士の方が洗練されてる。
 ただ、フルアーマーナイトの方はダイキャストが多くて重厚感があるし、好みが分かれるところか。まぁ俺はどっちもいける派だが。じゃなきゃ買ってないしな。

■カードゲーマーの群像

 カードゲームうさぎを読んでいる。
 ビジュアル的にも内容的にもディスアドが少々あるが、漫画を読み慣れていてカードゲームを嗜んだことがあるのなら、ほぼ確実にハマると言える面白さ。
 そもそも、絵でディスアドがあるように見えて細かな感情の伝わる描き分けをしているし、漫画としてなら一概に画力が低いとも言えないと思っている。
 何より面白いのは、カードゲームあるあるでもパロネタでもなく、素晴らしい関係性と心理の描写。特に鷲崎伝以降の群像劇は目を見張るものがある。
 昨年末、現在X(旧Twitter)で連載中のエピソード・ライ太の年内最後の更新はぶっちゃけ泣いたくらいだよ。昨今読んでる漫画の中では一番青春群像劇してる。

 TCGなんてポケカとMTGくらいしかかじったことのない俺ですらこれだから、現在進行形で遊んでいる人やかつてTCGをやり込んでいた人ほど刺さると思う。
 劇中で登場する架空のTCGであるACG(アニマルカードゲーム)がクラウドファンディングで実際に発売される(しかもブースターもデッキもある)ほどの人気なのだから、俺が今更紹介するまでも無いんだけど、まぁ熱意が止まらなくてな。興味がある人は読んでみてね!!!

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