蛇行する気温
落差が酷い。主に高温の方が酷い。
落差と言うか、なんか異常に暑い日があるせいで結果的に落差が酷い。
東京とか梅雨に入る前に既に夏日、下手したら真夏日みたいな気温もあったしな。
気温で蛇行するのは勘弁してくれよ。そりゃ体調崩す人増えるって。
……まぁ、かと言って真夏で固定されても困るが。
■アレやコレ
内容は相変わらずのパワー。
唯一無二とは天衣無縫とは、こう言うこと……というのを存分に摂取出来る。
画材もデジタルからアナログまで色々だけど、その色々の幅が本当に広い。流石、ラクガキングの名は伊達じゃないぜ。
実際、iPadでProcreateからスケッチブックにボールペン、ジェッソ塗った板に鉛筆、果ては段ボールにマーカーまである。
弘法筆を選ばずとはよく言ったもんだ。
まさに「描くべくして描く」という境地というか、漫勉でも「(こういうのなら)息をするように描ける」みたいに言っていたけど、その結実を見れる感じだなぁ。
余談だけど、かつて寺田克也原寸にサインしてもらった時に目の前で澱みなく線が引かれると緩慢に見えるのにストロークスピードは無茶苦茶早いってのを思い出した。
武術で「早すぎて見えなかった」みたいな表現があるけど、まさにそんな感じだったなぁ。
今回の画集は原寸に比べると、もうちょっと普通の画集に寄った作りになってる。
珍しいのは巻末に使ってる画材に対するコメントが載ってる。これも面白い。
総じて、買って良かった。今後も折りに触れて引っ張り出そう。