骸骨剣士 2nd Ver.
今回は1963年の映画「アルゴ探検隊の大冒険」(原題は「Jason and the Argonauts」)に登場した「骸骨剣士」が特撮リボルテックとして立体化。
子供の頃に見た朧気な記憶では頼りないので、今回の感想文に際して映画を見た。
この骸骨剣士(後述するが剣士という寄り兵士)が出て来るのは終盤で、その動きは正に圧巻。
子供の頃の記憶では殆どヒュドラのシーンしか覚えてなかったが、今見ると終盤の殺陣は48年も前の映画とは思えないほど。そりゃ骸骨剣士の人気も出るわと納得のシーンだった。
「ジャックと飾るにはいいかもなぁ」程度に考えて油断していたら、一瞬で売り切れた事から考えるに、あの時のシーンを再現するのに七体買った人も多いのでは、とさえ思える。
兎も角、映画のシーンに劣らぬ出来の骸骨剣士、さっそく感想文を書いていこう。
取り出して素立ち。見事なまでに骨。
ほぼドアラと大差ない大きさだけど、特筆すべきは軽さ。自立が難しそうな足の割にすんなりと立たせられるのは、その軽さのお陰とも言える。
適当に動かしてみた。まさか前屈が出来るとは思わなかったよ……。
流石に膝が曲がりきらず正座は難しいけど、ここまで動けば充分な気がする。
お次はオプションパーツ。凄いボリュームだとは言わないけどシンプルに纏まってる。
スタンドの裏には余剰パーツを収納可能。こういうのは本当有り難い。
まずは剣士、と言う事で剣と盾を装備。
ver.2なので盾の模様がパッケージと違うのがポイント。
この剣、実は柄と鍔の部分で分割して持たせる形になっており、初見では少し戸惑うかも。
次は槍。「剣士なのに槍?」と思わないでもないが、英語だと「Fencer(剣士)」ではなく「Army(軍隊)」となってるから、剣士と言うよりも兵士と言うべきなのだろう。
台座に付属している骸骨の剣も実は取り外し可能(台座の骸骨も肩や首が動く)。
つまりこんな風に二刀流も余裕で出来る訳だ。
持ち手が左右あると言う事は、長柄である槍も両手持ち可能と言う事。素晴らしい。
元々一緒に飾る事を考えてたジャック・スケリントンさんと。いやはやジャックでかすぎる。
「なんじゃこりゃぁあ!!!」でも「でか!」でも何でも良いが取り敢えず驚愕に叫ぶ。
顎もこれだけ動くのだから全く、無表情なのに表情豊かだ。
■まとめ
総評としては、凄まじい早さで売り切れるのも納得の出来映え。
素晴らしい質感と応用性を持ってるので、コメディリリーフとしても敵役としても行ける。
ジオラマのように飾るも良し、アクションさせるのも良し。
数少ない欠点として武器を持たせると腰や背骨のリボ球が重さに負ける事があるが……それも工夫次第でどうにでもなるので、実質的には欠点に見えないかも。
まさにドアラに通ずる名サポーティングプレイヤーになり得る。
特撮好きな人も兎に角飾るのが好きな人にもオススメ。