ワールド ワールド ワールド

　ペンタブの下見序でに寄った、某電器量販店で見つけてポイントが余ってるのを良い事に買っちゃったアジカンの「ワールド ワールド ワールド」。
　因みに、主な動機は「或る街の群青」が聴きたかったから。
　今更ながらアジカンにハマって行きそうだから、試しに感想文。
　既に「ソルファ」を買うつもり満々だけど、まずは「ワールド ワールド ワールド」の感想。

01. ワールド ワールド ワールド

　所謂ひとつの、イントロ。
　もうコンセプトアルバムとかにはお馴染みな感じがする、アレ。
　ライヴとかに行ってる人には聞き覚えのある曲とか何だろうか。
　因みにインストっぽいがちゃんとヴォーカル付き。
　どっちかと言うとコーラスと言った方が良い気もするタイプだが。

02. アフターダーク

　好きな曲。
　具体的には、聞いてると♪夜風が運ぶ〜の下りをつい口遊むくらいに。
　調べて初めて知ったけど、これブリーチのオープニングテーマだったんだね。
　ジャンプ読者の割にアニメには全く興味ない人間だから、知らなかった。
　まさしく、何……だと……？

03. 旅立つ君へ

　普通。
　と言うより、特に印象に残らなかった。

04. ネオテニー

　お、前曲と繋がってるのかー、と思った直後に幼態成熟？　と疑問符を浮かべて、歌詞を見て「ああ、ホタルとかか？」とか考えたような考えなかったような。
　因みに「繋がってる」ってのは無理矢理繋げてると言うよりは、元々一つの曲でしたと言われても違和感無いレベルで繋がってる。

05. トラベログ

　普通。
　「旅立つ君へ」と同じく、まだピンと来ない。

06. No.9

　パトリオット？　愛国者？　らりるれろ？
　まぁ歌詞を読む限り、軍国主義とかそれに対する皮肉、というよりは願いか。

07. ナイトダイビング

　ナイトダイバーの部分がどうにも好きになれない。
　ハァ？　と言われてもしょうがない好き嫌いだけど、しゃーないよなぁ。
　他の部分が好きなだけに、個人的な惜しさを感じる。

08. ライカ

　ははぁ、スプートニクのアレか。
　ロックバンドがやるのじゃ、やっぱ随分違う印象になるなぁ。

09. 惑星

　アルバムの中では好きな方。歌詞も良い。

10. 転がる岩、君に朝が降る

　好きな曲。
　全然関係ないけど、何故か「Like a Rolling Stone」が頭を過ぎった。
　ロックとストーンじゃ大分違う気がするけど、何でだろうな？
　シングルの方は聞いてないから実は違うテイクとかバージョンとかは分からない。

11. ワールド ワールド

　言葉遊び？　それともメタファー？　と色々考えられる歌詞。
　好き嫌いは関係なく、妙に気になる。
　メトロノームがスローダウンし、雑踏が混ざり、次の曲に繋がるのも面白い。

12. 或る街の群青

　これが聴きたくて買ったんだよね、このアルバム。
　当時、劇場に「鉄コン筋クリート」見に行った以来だけど、以外と曲覚えてるもんだ。
　前曲から繋がってる、つまりアルバム版だけど良いね。
　最近はこれ一曲を繰り返し聴く事もあるけど、一枚まとめ流すのも捨てがたいなぁ。

13. 新しい世界

　アルバムの締めに相応しい曲だと思う。
　世界！
　世界！
　世界！
　とか、アルバムタイトルそのままだもんなぁ。
　ここまで潔いアルバムタイトルの入れ方あんまり見た事無いよ。
　ワールド ワールド ワールド、ワールド ワールド、新しい世界。
　この三曲がアルバムに通った一本の芯と感じるね。

■まとめ

　好きな曲は取り敢えず「或る街の群青」「惑星」「転がる岩、君に朝が降る」あとは「アフターダーク」辺り。ちょっと当たり外れが激しかった気もするがまぁ良し。
　ぶっちゃけアジカン入門編には厳しかったようにも思うな。
　アルバムのアートワークは恒例の中村佑介。好きなイラストレーターの一人。「ワールド ワールド ワールド」の仕事も素晴らしい。正直このアートワークが動機で買っても良い位だ。
　スリーブケースの遊び心も良いし、ブックレットも良い。
　アートワークの方面では絶賛以外する事無いな。